男性のヒゲ脱毛。また、産毛が目立つ女性。
家庭用脱毛器を選ぶ際は、以下のスペックだけはちゃんと比較してください。
【脱毛器3つの重要スペック】
- 照射面積
- 照射力
- 照射速度(照射間隔)
家庭用脱毛器で、チェックすべき機能は、この3つのスペックです。
家庭用脱毛器のデメリット1位「面倒くさい」
口コミの中で一番多いクレーム
リップスやアットコスメの口コミを見てると、圧倒的に脱毛効果以外のクレームが多いんです(以下参照)。
この口コミが全てを物語ってます。

面倒くさがりの人には向いていません!
これは言い切れます。
使い始めの頃は全身を一日で照射していましたが、それをやると普通に3時間くらいかかります。
照射範囲が狭いことや、照射後、次の照射までに3秒ほど要することが原因と思われます。
出典 LIPS
これは、家庭用脱毛器全てに言えること。
使って初めて分かる家庭用脱毛器の
落し穴です。
「もう、生えてこない」←早くて1年
「生えてこない」という、脱毛完了状態になるまで、早くても「1年」かかります。
脱毛サロンに行けば、スタッフさんがやってくれますが、それを、自分でやるというのは確かに面倒です。
そこで、3つのスペックが大事になります。
スペック1:照射面積
照射面積が大事なのは「作業効率」に大きく関わっているからです。
10社を比較した中で、最も面積が大きいのはケノンのエクストララージカートリッジ。
脱毛作業「両足90分!?」
両足を脱毛する際の作業時間です。
僕の足は、スネにも太ももにも360度剛毛が生き生きと、おいしげっていました。
照射面積の実物。
付属カートリッジの面積(7cm2)の実寸です。
意外と小さいですよね?
これを隙間なく、照射していきます。
片足だけでも正味40分(冷却時間も含め)、両足だと90分ほど。
スペック2:照射力
ジュールが最も強い脱毛器は「トリア」
ジュールを公表している中で最も強いのは「トリア」の22ジュールです。
トリアはレーザー脱毛器です。
しかし、照射面積が0.8㎝²と狭いのであまりおすすめできません(ヒゲ脱毛だけならおすすめ)。
トリアを除くと次に強いのが、6ジュールの「CYDENスムーズスキン」と「ブラウンシルクエキスパートpro5シリーズ」が同一1位。
「ジュール」とは?
「毛根を破壊」する為に必要なエネルギー。
その「エネルギー量」を表す単位が「ジュール」です。
「J=ジュール」とは「1cm2あたりのエネルギー量」のこと。
一般的に、数字が大きいほどエネルギー(熱量)が大きく脱毛効果が高いとされます。
一般的な脱毛器は「5~20ジュール」
調べて分かったことは、トリアを除く家庭用脱毛器のジュール数は、ほとんどの脱毛器が「5ジュール前後」です。
脱毛の原理
脱毛のメカニズムはとてもシンプルで、毛根を物理的に破壊します。
具体的には、毛の組織(乳毛頭など)を破壊し、毛の再生をストップします。
その方法が、光(カメラと同じキセノンフラッシュ)なのか?
熱なのか?
超音波なのか?
に分かれます。
乳毛頭とは、毛根の中(下図ピンク部)にあり、光は黒に(毛根)によく反応します。
ジュールの注意点
ジュールは比較が難しいんです。
1回の照射の「ジュール数」÷「照射面積(1cm2辺り)」=ジュール数
詳しくは、「脱毛器の選び方。ジュール数の誤解と正しい比較の仕方」をご覧ください。
スペック3:照射速度
3つのスペック3社比較
理想は、 照射面積が広くてパワーも十分という「バランス」です。
その為には、ジュールうんぬんではなく、「本体」の電子機器自体に工夫が必要になります。
最後に、3つのスペックを以下3社で比較してみました。
ケノン | ブラウンシルクエキスパート Pro5 | スムーズスキン pure fit | |
---|---|---|---|
タイプ | 据置タイプ(本体別) | ハンディタイプ | ハンディタイプ |
本体 | ![]() |
![]() |
![]() |
価格(税込) | 69,800円 | 79,800円 | 52,800円 |
脱毛方式 | USPL | IPL | IPL |
全身脱毛 | OK | OK | OK |
照射面積 | プレミアムCT 7cm2 エクストララージCT 9.25cm2 |
4cm2(ワイドヘッド) | 3cm2 |
照射パワー | コンデンサ4個(非公表) | 6ジュール(最大) | 6ジュール(最大) |
照射スピード | 最大レベル2秒 | 0.5~0.9秒(レベル不明) | 0.46秒(レベル不明) |
照射回数 | 最大レベルで50万回 | 40万回(レベル不明) | 100万回(レベル不明) |
レベル調整 | 10段階 | 10段階 | 10段階 |
カートリッジ交換 | OK | × | × |
生産 | 日本 | 英国 | 英国 |
コメント